重そうに下から掬い上げ、そっと、しかし抵抗をしっかりと感じながら優しく揉み上げる。
むにゅむにゅという擬音が聞こえてきそうなほど、たわわに実ったバスト。
「…んぅ……」
その胸は千秋の掌によって自在に形が変えられて。
のだめは表情を隠すように両腕を顔の上に置き、そのしなやかな身体をくゆらせる。
千秋は胸の感触を愉しみつつ、左手をのだめの背中と布団の間に差し入れた。
「ひゃあっ」
油断していたのだめは、背中への突然の千秋の手の感触に反射的に身体を反らした。
「…おい、これ、どうやって脱ぐんだ……」
予想していた背中のファスナーが手探りで見当たらないため、千秋は問い掛けた。
勿論、胸への愛撫はそのままに。
身体の表と裏からの千秋の手の感触に囚われたのだめは、
短く浅い吐息を繰り返しながら、首を振るばかり。
答えを返せないのだめに千秋は諦めて、
のだめの白い腿までたくし上がっているそのニットワンピースの裾に右手を差し入れた。
■■11
「ひゃっ!!」
腿に千秋の手の冷たく硬い感触が掠めて、のだめは身を縮こませてしまう。
「…まだ、何もしてないって」
思わず面映い気持ちで苦笑する千秋。
そう、まだ、何も。全ては、これから。
千秋はワンピース越しにDカップの感触を愉しみ、そして今、やっとのだめの素肌に触れたことで、言いようもなく煽られていた。
のだめの肌は、滑らかで、柔らかい。
日本に居た頃は「お色気」とかいって胸元やら背中やらが無防備に開いた服をよく着ていたのに。
あの頃それを目にしても動じなかった自分が逆に不自然にさえ感じるほど、今、千秋は、のだめの素肌に昂ぶっていた。
千秋の右手は、のだめのワンピースの中にどんどん侵入していく。
のだめはぎゅっと目を瞑り時折びくりと身体を震わせながら、甘んじて千秋の手を受け入れていた。
「…ん!」
ワンピースの中の千秋の手が、のだめの胸に到達した。
千秋の右手は、もはや胸までたくし上げられたワンピースの中。
当然、ショーツもくびれも、光の元にさらけ出されていて。
しかし千秋は、今にも触れようとしている豊かな胸のことで頭がいっぱいだった。
ニットワンピースの中でうごめく、千秋の手。
千秋は、ブラごとのだめの胸に触れた。
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