桃色の突起をそっと摘み、こりこりと転がす。
「や、や、やデス、ぁあんっ!や!…あっ!」
千秋の指先は、のだめの嬌声にはおかまいなしに、
まるで小動物が這い回るかのように激しく突起を責め立てる。
だんだんと遠慮なく力を込めていき、強く押し込み、
転がすように撫で回すように、ぐりぐりと押し付ける。
「や!ひゃ、あ!せ、せんぱ…い……ゃっん!」
そののだめの高い声。
表情。
自らの指先が触れる、柔らかくもしっかりと堅い感触。
千秋は衝動的にワンピースを全て押し上げ、のだめの頭から抜いた。
■■14
「…むきゃ!」
あられもない、乱れた下着姿。
繊細なレースに彩られたブラは完全に喉元まで押し上げられて、
もはや下着の役目を果たすことが不可能になっている。
むしろ、ふくよかな胸をよりいやらしく見せるための小道具のようで。
千秋は初めて目にするのだめの裸に、息を飲んだ。
「きれいだ、……恵…」
呆然と。思わず口にした名前が本名だったことにすら気づかないまま。
肌はきめ細かくどこまでも白く透き通っていて。
華奢な肩や細い腰には不釣合いなほどたわわな胸は、
普段ののだめからは想像できないほどいやらしくて。
ピンク色に染まっている胸の突起は、ぷっくりと存在を主張している。
「…っゃ、ぁ……。恥ずかしいデス……」
一心に自分に注がれる千秋の視線に、のだめは目を伏せて恥らう。
消え入るようなその声。
思わず両の胸を隠そうとする腕。
その一つ一つが、初々しく、いじらしい。
千秋は目もくらむような思いで、衝動的にのだめの胸に唇を落とした。
■■15
「あ…、ふぎゃぁっ、んっ、ん~~~、先輩、ダメ!」
ふいにのだめが、抗議の声を上げる
「……ヘンな声を出すな」
ダメと言われても止まりようもないが、千秋は顔を上げた。
「…電気、消してくだサイ」
「消したら見えないだろ」
すると、そっと千秋から視線を外すのだめ。
「…見られるの、恥ずかしいデスよ……」
そののだめの表情。
頬は上気し、唇を僅かにとがらせ、長く濃いまつげが影を落とす。
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