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【2025/07/19 05:30 】 |
月のみぞ知る:6
やがて、登り詰める瞬間が訪れた。
「あぁっ!あぁっ!あぁっ!いやぁん!もうっ!だめぇ!はぁん!…いく…っ…!」
最後は先端を指でめちゃめちゃにかき回し、反対の手では乳首を捻りながら、朧月夜は高らかに声をあげ、達した。ぐっと首をのけぞらせ二・三度身体を震わせると、一気に弛緩する。はぁはぁと息が荒い。

私は朧月夜を抱き上げてしとねに横たえ、乱れた髪を掻き分けてやった。
添い寝をして、耳元に唇を寄せる。
「いいよ。とてもいい。素晴らしかった。見ていただけで、私まで達してしまいそうになった…」
耳にかかる私の吐息が刺激になるのか、うっとりした表情で頭を軽く振る。身体中が官能の塊のような姫だ。
「今まで何度も自分でしたけれど、こんなに良かったのは初めて…」
まだ荒い息の下から、朧月夜は言う。

「…君は、誰かに見られていると余計に昂ぶるのではないの?」
「…そうね。そうかもしれないわ。あなたが見ていると思ったら、身体が熱くなっていつもよりずっとずっと感じてしまったの…」
呼吸が収まってきたのを見計らい、私は汁が滴った塊を朧月夜に擦り付け、乳房を手にする。
一度達した身体はすぐさま敏感に反応した。あふん、あふんと可愛らしく鼻を鳴らしながら私に抱きつき、脚をすり寄せて塊を刺激する。
「あのね…私、わかったの。本当の自分が。本当は自分が何を求めていたのか。…これだったんだわ。激しい、恋。」

朧月夜は抱きついたまま身体をずらし、私の塊に茂みを当て、腰をくねらせてお互いの先端と先端をこすりつけた。秘部がくちゅくちゅと音を立てる。
「あなたは、ありのままの私を受けとめて、火のような情熱で応えてくれた…嬉しかったわ。私の周りは、うわべだけの人ばかりだから。だから好きになったの。」
「私の周りもそうさ。君はいつも、素直に自分をさらけ出してくれる。だから惹かれた。」
「私、自分に嘘はつけないの。」
「私もだよ。…人に言えないだけで。」
「では私たち、似た者同士だったのね。」
「そのようだな。快楽に貪欲なところまで、良く似ている。」

言葉を交わしつつも、お互いの身体は動き続ける。先ほどの自慰から随分じらされてきた私は、もうたまらずに朧月夜を組み敷くと、話は終わりだというように深く唇を塞いだ。
朧月夜の腕に力がこもる。私は舌を差し入れた。迎え入れるように姫からも舌が差し出され、私たちはお互いの唾液で濡れるのも構わずに絡ませ合い、貪り合う。

口づけを交わしながら私は朧月夜の脚の間に身体を割り込ませた。姫は脚を広げて膝を立て、下の突起を上向かせるように腰を上げる。
私は襞と襞の合間を塊で何度か往復させ、蜜をたっぷりと纏わせると、角度を変えて朧月夜の花びらにゆっくりと差し入れた。

二度目のそこはやはりまだ狭く、押し返されるような抵抗を感じる。しかし朧月夜に苦しがる様子はなく、かわりに泣きそうな表情で眉をひそませた。



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【2011/08/19 13:38 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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