千秋はそう言うと、腰のサイドで可愛らしく結ばれた紐を解く。
パラリと片方の紐が自由になり、のだめのその部分は、千秋の指先によって露わにされた。
「や、恥ずかしい…から……ダメ…デスッ……!」
千秋の手を強く握り締めて懇願し、脚を引き寄せてその部分を隠そうとするが。
千秋に許されるわけもなく。
蜜を絡ませた千秋の指先は、その柔らかい部分をまさぐった。
■■21
撫でるように、慈しむように、余す所なく丹念に。
「ゃ、ゃ、…んっぁ……」
のだめは、ハァハァと息を荒げる。
腰はくねり、逃げ出すように千秋から遠ざかろうとするが、
千秋の指はのだめのそこに吸い付いて離れない。
幾層ものひだを、丁寧に、ゆっくりと撫であげる。
その度に身じろぎし、声にならない声を上げるのだめ。
膝は浮き、つま先は、きゅっと力が込められている。
ゆっくり、ゆっくりと。
しかし千秋にも限界があった。
「…のだめ……!!」
のだめの快感にうち震える無防備な肢体に誘われ、千秋は唐突に指先に力を込めた。
「あんっっ!!」
のだめは大きく身体を震わせた。
くぼみの周囲を揉みしだく千秋。
粘着質の蜜は、どんどん溢れて千秋の指先に絡まってゆく。
その蜜を、のだめの柔らかな部分のそこここに塗りたくるようにしてこねる。
「…ふぁっ!ん、んはっ!!」
そうする内に千秋の指先は、熱く硬く起ち上がった蕾を探り当てる。
びくりと身体を奮わせるのだめが、ただ、愛しくて。
「のだめ、好きだ……」
千秋は、蜜でぬめぬめと光沢を放つ指先で、その蕾を撫で上げた。
■■22
「きゃあんっ!!」
悲鳴にも似た嬌声を上げるのだめ。
…可愛い……
千秋は首に廻した腕でのだだめを抱いてやった。
「せ、先輩……」
千秋はその蕾がぷっくりと存在を主張していることを指先で確認すると、
挟むように、摘むように、丹念に撫でていく。
蕾は、千秋の指先によって、右に左に押し上げられていく。
その度に、のだめの身体が大きくはねる。
千秋は、のだめを抱く腕にいっそう力を込める。
そして蕾を撫で上げる指を親指にシフトさせると、長い中指を、その潤いの中心に宛てがった。
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