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【2025/07/18 22:19 】 |
千秋×のだめA:2
飲み込まれている二本の長い指は、細やかに内壁をなぜながら卑猥な水音を奏でている。
溢れ出た雫が、シーツをしとどに濡らしていた。
初めて見せるのだめのそんな痴態に、千秋はこれまでにない興奮を覚えていた。
(初めはただの変態女としか思えなかったのに……)
「ふっ……ふぅう……んんっ……ぁっ」
何かにつかまりたいのか、シーツの上をはい回るのだめの手をとり、千秋は体を起こした。
快感に眉根を寄せたのだめの、上気したほおに軽くキスする。
「……のだめ……いいか?」
千秋は張りつめた自分自身をのだめにあてがった。
のだめは、小さく頷いた。

■6
「……ぁあっ……」ゆっくりと腰を入れていくと、やわやわと暖かな感触が千秋を包み込んだ。
飲み込まれるように、腰を押し進めていく。
(あっ……すげ……)
「はぁ……あぁ……」
少しずつ、前後に腰を揺り動かす。その動きに会わせて、のだめのふくよかな乳房が扇情的に揺れる。
千秋は、その谷間に顔を埋め、むしゃぶりつくように舌を這わせ、乳首に吸い付いた。
「ぁっ!!うっ……ふぅん……」
「はぁ…はぁ……のだめ………?」
千秋は、のだめが手の甲を咬んで、声を押し殺している事に気づいた。

「……我慢するなよ、声……」
千秋が腰を打ち付けるたびに、粘性を伴った水音がみだらに響く。
「だって……はぁん、先輩が、だまってろ、って……あふ……」
「……バカ。もういい。……もっと出せよ、声」
声を抑えようとする手を取り、指を絡ませあう。
力強く最奥まで進入させたかと思うと、今度はゆっくりと腰を回す。
「先輩……千秋先輩……はぅん……あぁん……もう……もう……」
恥骨を押しつけ、突起が刺激されると、ぐっと締め付けが強くなる。
絶頂が近いのか、のだめは腰を前後にくゆらせた。
「はぁ……のだめ……もっときかせてくれ……」

お前の声を、お前の音楽を

「はぁん……あっああ……!!」
のだめの痙攣したかのような締め付けに、千秋も解き放った。

■千秋×のだめ7
「ほんとに、的はずれなんデスよ、先輩は……」
ベッドでくうくうと寝入っている千秋に、のだめは毒づいた。
「さてと……やらなきゃデスよ……」
脱ぎ捨てられた服にもう一度手を通す。
机の上にいくつもの楽譜を開いて、自分の音を一音一音探っていく。
自分のピアノ。自分の音。自分の音楽。
何かをつかむために。
「明日は、絶対リベンジ」
(寝ちゃってたのか……)
気怠い体を起こすと、机に突っ伏しているのだめが視界に入った。
自分の服を拾い集めながら、そばにあった膝掛けをのだめの肩にかけてやる。
机には楽譜が広げられ、至る所にチェックが入っている。
(そんなに焦らなくてもいいものを……)
「好きだから、お前のピアノ。……お前の事も」
のだめの前髪をなで、頬に小さくキスをした。
千秋は、静かにのだめの部屋を出た。

おわり

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【2011/06/26 15:51 】 | 千秋×のだめ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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