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【2025/07/19 01:51 】 |
千秋×のだめC:4
無駄な肉のない背中のくぼみに舌を押し付け、ちろちろとくすぐってやる。
この間見つけた、のだめの性感帯だ。
ここを愛撫してやると、どうにも力が入らなくなってしまうらしい。
「はぅぅ……あぅん…」
途端、後ろに倒れてくる。千秋に体重を預けて、のだめは吐息混じりに肩で息をしていた。
髪がサラサラとこぼれて、シャンプーが香る。
のだめを強く抱きしめながら、千秋もまた後ろに倒れていった。
「ぎゃ、ぎゃぼ…!」
二人はぴったりと重なった状態で、天井を仰ぐ形になった。

「セ、先輩、いやデス、こんなカッコ…」
のだめは抗おうとしたが、うまく力が入らない。
千秋は手を伸ばし、自分たちがつながっている部分に指を這わせた。
「イやぁ……」
千秋自身をくわえ込み、めくれた秘肉をゆっくりとなぞる。
その濡れた指先で突起をやさしく挟むと、さするように転がした。
「……っ!!」
声にならない程鋭い快感に、のだめは背中をそらせた。
同時に、軽くいってしまった様子で、千秋をきゅうきゅうと締め付けてくる。
緩やかに迫る射精感を抑えていると、甘やかだったのだめの吐息が泣き出しそうになっていた。

「どうした?……のだめ……?」
「……怖いんデス……自分が、どこかに飛んで行っちゃいそうで、怖いんデス……」
馬鹿なヤツ。
……でも、そんなのだめが殊更に愛しく思えた。
両腕で大事に包み込むように、のだめを抱きしめる。
「俺が捕まえててやるから…大丈夫」
「せんぱ…ぁふ…」
耳朶に口を寄せて、愛撫する。耳介を舐め、吐息を吹きかける。
首筋にも一つ、髪に隠れるところにも赤い花びらのような証を残した。
自分だけの物だという証。

身体を前後に揺り動かし抽送をし始めると、のだめの声も艶を持った響きに変わってきた。
のだめの内壁が千秋自身ででこすりあげられるたび、のだめの蜜は溢れみだらな音が静寂に響く。
熱い胸に抱かれて、のだめはもう自分の高ぶりを押さえ切れそうもなかった。
背中に感じる千秋の鼓動と自分との鼓動が重なったとき、胸がいっぱいになって嬉しさに泣きたくなった。
こんなにも、好きで好きで……たまらない。
腕にしがみついて切なそうに自分の名前を口にしているのだめに、千秋の頭はじんじんと痺れた。
「のだめ……のだめ……」
千秋もまた、その甘い熱に浮かされるように、何度も耳元で名前を呼んだ。

歌うようなささやきはのだめの身体を駆け巡って、いっそう快楽へと押し上げる。
「も…ダメ…デス…ああぁ…」
ひときわ甲高く声をあげて、のだめの身体はしなやかにのけぞった。
強い締め付けと、はねた腰の動きにこすりあげられ、千秋もすぐに精を解き放った。


━━━ 10日後

「のだめーー?いるぅーー?」
ターニャは、千秋の部屋をノックした。
「ハーイ」
「あ、やっぱりこっちにいたのね」
「どうしました?」
自分の部屋だと言わんばかりに、ここ最近のだめはこの部屋から学校に行き、この部屋へ帰ってくる。
本来の住人である千秋は、短い演奏旅行に出かけていて、今は留守だ。
「故郷から荷物が届いたの。一緒に飲まない?」
ターニャは酒瓶をかざしてみせた。
「ふぉおお、ウォッカですネ!」
「今夜はとことんガールズトークするわよーー」

「えーっ、千秋が初めての人なの?」
テイクアウトのデリとさきいかをつまみに、二人は女の子同士の話に興じた。
酒に弱いフランクもユンロンも今日ばかりは締め出し状態。
「そうなんデス……でも、すごく幸せデス……」
ウォッカはもう半分程なくなっているが、ほとんどはターニャが飲んでいた。

「……そっかぁ。いいなぁ。私にもすてきな人現れないかしらー」
「きっといますヨ。フランスの男の人って、やさしいしー」

「で、さあ」
「なんですか?」
ふふふ、と意味ありげにターニャは笑う。
「ムッシュー千秋は、あっちの方はどうなの?」
「あ、あっち?あっちってどっちデスか?」
「ばかねー、ベッドの中ではどうなの、って聞いてるのよー」
「がぼーーーー!!いっ、言えまセン、そんな事ーー」
「何よーけちね。教えなさーい。ほら、飲んで飲んで」
あおられるまま、のだめはウォッカソーダを飲み干した。

のだめの部屋に入って、千秋は愕然とした。
一週間前までは綺麗だったのに、どうしてこんな事になってるんだ━━━━。
のだめ母からの段ボールが散乱している。
プリごろ太のDVD・フランス語版、コミックス……楽譜、資料。
「あの馬鹿……」
しかも、当の本人がいない。……飯でも食いに行って、飲んでるのか?
時計を見ると、0時近い。
なんだかどっと疲れて、のだめの部屋を後にした。

千秋は静かに自室の鍵を開ける。一週間ぶりの自分の部屋。
幸いここは、汚染されていないようだ。

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【2011/06/27 08:33 】 | 千秋×のだめ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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