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「それで、いきなり…わけわからないデスよ、
いきなり、キ、キスなんて…なんか色々、順番ってものがあるデショ……」 千秋は柄にもなく頬を染め、慌てる。 「あ、あれはッ、つい、」 「つい、なんデスか~?」 唇をとがらせるのだめ。 「いや、思わず、いや……」 しどろもどろになる千秋。 ■■18 「先輩?」 千秋は頭を掻いて、言葉に詰まった。 「もしかして、会えない時間が恋☆を育んだんデスか?」 「…………。」 …オレ様が焦るだなんて。…こいつのせいで調子が狂いっぱなしだ……。 「………………悪いか」 「へ?」 急に素直になって、まるでのだめのように唇をとがらせる千秋。 「どういうことデ…ぎゃぼ!」 千秋は誤魔化すようにのだめの胸を一揉みすると、 「ん!」 唇に口付けた。 軽く、小鳥のように。 「いいから、まずは風呂だ!風呂入るぞ!お前は自分ちの風呂入ってこい!」 「今夜は帰さないって言ったのに先輩の嘘つき~!! 夫婦なのに別々なんデスか~!?」 「まだ夫婦じゃねぇ!いいか、40秒で戻って来い!」 「む、無理ですそんなの~!それに今のだめの家、ガス止まってて…」 「またかーー!!」 甘いムードなど、いつもすぐに流れてしまう。 …でも、まあこういうのも悪くないか。 千秋は思った。 明日は久々のオフ。 今夜はまだ、 …………長い。 <終> PR |
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