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【2025/07/19 10:36 】 |
Kiss it better:11
「先輩?」
 千秋は、答えない。
 のだめの目も見れない。
なぜなら、今顔を見てしまえば、もう、きっと、抑えがきかないから。
 するとのだめは、そっと口を開いた。
「…いいデスよ。先輩、動いてください……」

■■37
「男の人って、入れてから、動いて気持ちよくなるんデショ?
 のだめ、もう、ダイジョブ…デス。だから、先輩に気持ち良くなって欲しいんデス」
 微笑むのだめ。しかし、その表情はまだどこか引きつっている。
「でも…お前、痛くないわけ…」
「も~、やっぱり先輩ってば的外れ!」
「ま…的外れ……?」
 千秋は初めて唇を奪った時と同じ、その縁起でもない言葉に顔を引きつらせる。
「先輩はのだめが好きだから心配してくれてるんデショ?
 のだめだって…先輩が好きなんデスよ。先輩に気持ち良くなって…欲しいデスよ……」
 千秋の胸は、ドクドクと高鳴る。
 もう、限界だ。
「ん…なるたけ痛くないようにする…から……」
 千秋は、あまり膣内を擦らないようにほんの気持ちだけ腰を引くと、
ゆっくりと、しかし力強く押し込めた。
「……ん、」
 快感に顔を歪める千秋。
 そんな千秋の肩に顔を再び埋め、痛みに顔を歪めるのだめ。
こんな表情、千秋に見せられないから。
こんなに幸せなのに、もし痛がってるのがバレたら、この人はきっと自分を気遣ってしまうから。
 千秋はそのグラインドを繰り返した。
膣内を殆んど擦ることなく、逆に子宮の奥を鈍く突くように。
「…う……」
 千秋は低い声でうめく。

■■38
 のだめは、千秋の首にまわした腕にありったけの力を込める。
 ゆっくりだが、何度も何度も繰り返される突き。
その度に歯をくいしばり、ジェットコースターから振り落とされまいとしがみつくようにその痛みに耐え、
千秋の熱と満ち足りた感情に酔う。
 もしのだめの千秋への想いの深さを測るとしたら、その腕に込められた力が、何よりの証拠だった。
 千秋は、まとわりつき締め付ける膣内に、とうに理性を奪い取られていた。
押し込んだモノを飲み込むのだめの膣内。
 千秋は、指先で揉み解した時と同じように、今度は自身のモノで内壁をまさぐった。
 すると。
「…ふわぁっ!!」
 首にまわされていたのだめの腕の力が急激に抜け、
天から降ってきたかのような、はっきりと快感が滲む高い喘ぎが漏らされた。

「…の…だめ……?」
 千秋は快楽に歪む表情を隠しもせず、のだめを見下ろした。
 のだめは、驚いたような顔をして視線を彷徨わせている。
「…い、今のなんデスか……?」
「…どうした…?」
 怪訝な表情をしながらも、千秋は再び内壁をこねた。
「これか?」
「ゃぁんっ!」
 紛れもなく、嬌声だった。

■■39
「気持ちいいの…か……?」
 半信半疑で問う千秋。
 しかし、そうしながらも千秋の腰は、止まらない。
 のだめの上気した頬と濡れた瞳は世界一美しい。そう思いながら。
「きゃんっ!…ゃ、なんかのだめ、おかしいデスッ…!い、痛いのに、ぁ、おかしいデス…!!」
「イイんだな?」
 千秋は確信を持ってのだめをこねくりまわした。
「ゃんっ!…あ、先輩、千秋先輩……」
「ここにいるよ」
 のだめはその声に力なく微笑むと、またすぐに、瞑る目に力を込めてしまう。
「せ、先輩、のだめがんばりまシタ、だからもう許してくだサイ…!
 のだめ、ほんと、は、すごく、痛いんです、でも、幸せなんデス、なのに…
 …な、なんか…おかしいんデス……ヘ、ヘンな感じ……もう今日は許してくだサイ…!!」
「ん」
 千秋は、満足に答える余裕もなく、慎重に、しかし激しく内壁をこねまわす。
「あ…オレも、もう、…う………のだめ…っ!!」
 一層強く最奥に押し込むと、千秋の身体ばびくんっと大きく波打った。
その振動はのだめにも伝わり、揺さぶられてのだめの身体が一瞬浮き、ベッドに深く沈みこんだ。

■■40
ハァハァと未だ荒い息を交わしながら、千秋はのだめに口付けた。
「…ん……」
ぴくりと身じろぎするのだめ。柔らかくてほっとするような、あたたかいキスだった。
「抜くぞ。…力抜いて……」
 そろそろと千秋が自身を引き抜くと、のだめは卵をぐちゃぐちゃにかき混ぜたような表情をする。
「っんゃ…ッ……」
 先端が抜ける時、またのだめの口からは嬌声が漏れて。
 千秋はそっと微笑んでのだめの隣に横たわり、その弛緩しきった華奢な身体を抱いた。
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【2011/06/26 14:03 】 | 千秋×のだめ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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