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【2025/07/19 03:46 】 |
前夜:2
 浮き出た鎖骨、細い肩。決して大きくはない小振りな胸は清良の華奢な身体には丁度いいサイズで、美しいフォルムを形作っていた。
 背を支えてベッドに横たえながら、龍太郎は清良のベージュのカプリパンツのジッパーを下ろした。そのまま脱がせてしまおうと思っていたが、清良のそっと開けられた切れ長の目に捕らわれ、思わず龍太郎は清良にのしかかった。
「清良……」
 再び重ねられる唇。
 唇は、顎を伝って首筋へ。そのまま音を立てながら鎖骨をなぞる。
「…ん……ん、……」
 龍太郎はホックを外し、幾分急いてブラジャーを取り去るとそのふくらみに唇を落とし、大きな掌で味わうように揉みしだく。
 清良の乳房は夢のように柔らかく、まろやかで。龍太郎の硬い掌は、優しい愛撫で彼女のふくらみを自在に揺り動かす。
 その頂は紅く、開花を待つ桜の蕾のように、淡く、はちきれそうに尖っていた。
 龍太郎は、つと、その蕾を長い指でなぞる。
「…ゃ、ひゃぁ……」 頭から抜けるような清良の嬌声に笑みを零すと、唇で挟み、舌で舐め取り、快感に震える清良のその蕾を思うがままに蹂躙した。
 この夜を境に暫く彼女を抱くことができないと思うと、龍太郎は一層燃えたぎる欲望と共に、羽交い絞めにして閉じ込めておきたい衝動にかられた。
 …羽交い絞め?……そうだ。

■■5
「ちょっと待ってろ」
 龍太郎はそう声を掛けるとベッドを離れ、自身もTシャツを脱ぎ捨てて上半身裸になると、テーブルの脇に落ちているリボンを手に戻ってきた。
先ほど二人で食べたケーキの箱に結ばれていたものだ。
 ぼんやりと目を開けた清良は、龍太郎の手にしているそのリボンを見て、不審気に眉をひそめた。
「な…なによそれ……」 龍太郎は無言のまま薄く微笑むと、清良の両手をその頭上に押さえつけ、いそいそとそのリボンで戒める。
「ちょ…ちょっと!何するのよ!」
 龍太郎の思惑に気付いた清良が焦って声を上げるが、龍太郎は意に介さない。
 白く細い両の手首に巻きつけられた、ブラジャーと同じ、深紅のリボン。清良の手はその可憐な拘束具に瞬く間に捕らえられてしまった。
「ちょっと、龍ってば!」
「逃がさない」
 清良の抗議の声に、龍太郎は落ち着いた声で答えた。
「…て……、手首ひねっちゃったらどうするのよ…!」
「だから、怪我しないようにおとなしくしてるんだな」
 龍太郎は、拘束した手首を優しく押さえつけながら、この上なく優しく口付けた。
「逃がさない…清良……せめて今夜は、どこにも」

■■6
 再び胸の頂に唇を落とし、硬く張り詰めたせいで一層深く刻まれた僅かな割れ目に舌を差し入れ、
なぞるように往復させる。
「…んっ…はぁ……」
 吐息を熱くさせ、身をよじりながら身悶える清良。
抵抗しようにも、両腕は頭上で戒められているため叶わない。
そのもどかしさに清良は身をよじり、首を左右に振っては、なんとか快感に耐えようともがく。 抵抗とも取れるその動きに制されることなく、龍太郎は執拗に清良の乳房をいたぶった。
 と同時に、右手で清良のズボンを脱がしにかかる。
龍太郎の硬い指先が素肌に触れるたびに清良はびくりと身体を震わせるが、
腰を浮かし、長い脚を伸ばし、龍太郎が自分のズボンを脱がせるのを手伝った。
 ズボンを引き抜いてベッドの向こうに放ると、龍太郎は身体を起こしてにやりと微笑んだ。
「随分と協力的だな、清良。縛られて、なのに脱がして欲しかったのか?」
 龍太郎の端整な顔が優越に歪む。
清良は眉を寄せて、屈辱的に唇を噛んだ。
「だって龍が脱がせようとするから……」
「オレが?オレがしたいだけ?ならいいよ、やめるよ?」
 胸は高鳴り、自身も熱い吐息を漏らしているのがわかる。
既にズボンの中で硬くなった自身のモノの存在を意識しながら、
龍太郎にはやめる気なんてさらさらなかった。
それでも、清良を縛り付けて野獣の如く猛った興奮は、彼女に意地悪を言うことで益々火がつくのだ。
「…やぁ……やめないで、…続き……して……」
「してください、だろ?」

■■7
「…………。」
 清良は目を潤ませて、龍太郎を睨んだ。
拘束されて、胸をさらけ出していて。
下着一枚で何の抵抗も許されないこの状況で、全身を視姦する龍太郎の前にさらされている。
恐ろしいくらいのその羞恥心は、身体の隅々の神経をも敏感にさせた。
 胸への愛撫は続けられていて。
硬く尖った蕾を丹念にこねられて、清良は吐息と共に弱々しく言葉を紡いだ。
「して…ください……」
 すると龍太郎は途端に情けなく破顔し、
いつもの優しい笑顔を宿して、清良に口付けた。
「…ゴメン。ちょっと意地悪言ってみたくなった」
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【2011/06/27 21:26 】 | 峰×清 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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