■■9
「や…そこはダメだって言ってるじゃない……!」
途端に抗議の声を上げる清良。綺麗じゃないからと、龍太郎がそこに口を寄せるのを、いつも拒むのだ。
しかし今日の龍太郎は止まらなかった。清良の静止を無視して、溢れた愛液で妖しく光を宿すそこに、口付ける。
「やぁっ…!や、ひゃん!やだってば、龍!や、イヤ!」
激しく抗議しながらも、自由にならない腕でもがき首を振りつつも、龍太郎の舌の愛撫に堕とされる清良。
龍太郎はかまわず、清良のそこに口付けていく。割れ目をなぞり、ひくひくとうごめく皮膚を追い立てるように舌を這わす。
思わず浮いてしまう清良の腰をしっかりと押さえつけ、しっとりと濡れて粘着を伴った谷間をほじくるかのように舐め取り、舌と唇で愛撫する。そのたびに頭上からは鋭い嬌声が漏れる。
「気持ちよくないか…?」
清良はハァハァと荒い息をつきながら、必死にもがく。既に脚の間に入り込んだ龍太郎の身体に阻まれて、抵抗など何の意味ももたないのに。
「…気持ち…いい、け…どっ!でも、イヤ!恥ずかしいからっ……!!」
「いやだ、やめない」
龍太郎は、清良の必死の懇願に凛とした声で答えた。
「向こう行っても、オレのこと忘れられなくしてやる」
清良は、ハッと龍太郎を見遣った。
■■10
顔を上げた龍太郎の瞳は、この上なく真摯で。その視線の熱さに、快感も相まって清良は眩暈さえ覚えた。
「…忘れるわけ…ないじゃない、バカ……」
力なく微笑みながら、優しく龍太郎を見つめ返す清良。その瞳には、涙が浮かんでいて。
「私、龍が好き。龍じゃなきゃいやだからね…!!」
龍太郎は、頷いた。微笑みながらも僅かに瞳を潤ませながら。
そうして再び、顔を戻す。
龍太郎の舌がささやかに硬く勃ち上がった清良の芽を探り当てると、清良は、抵抗する余裕もなく背をのけぞらせた。
「きゃあっぅ……」
龍太郎は清良の両腿をしっかりと抱えて広げ、その芽を丹念に舐め取る。
粘り気のある愛液をたっぷりと塗りたくりながら、その柔らかな部分を押しては啜り、繊細な舌をもってなぶる。その度に清良の腰がびくりと引きつる。
龍太郎の挿入を待つかのようにひくひくとうごめくくぼみに舌を差し入れて、その周囲をなぞるように味わいながらかき回すと、そこはびくびくと、面白いように波打った。
「清良…いいか?」
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