「ふ…ぁぁんっ……」
仰向けにされて龍太郎に再び組み敷かれると、清良は自由になった両腕を広げて、龍太郎の首にしがみついた。
龍太郎は闇雲に清良の唇に口付け、激しく舌を絡ませながら、より一層突きを激しくする。
一突きごとに清良の身体はベッドから浮き、真っ白なシーツはその振動で波打つ。
清良は龍太郎を抱きしめる腕に力を込めると、再び眉根を寄せた。
「ん、ぁ、もっと…もっと!龍!」
龍太郎は清良に舌を絡ませながら、答える余裕もなく清良に腰を打ち付ける。押し入れては回し、清良の膣内のざらざらした部分を幹に感じながら、こねるようにぐちゃぐちゃと掻き乱す。
清良は、龍太郎と自分の唾液でしとどに濡れた唇を引きつらせて、悲鳴にも似た声を上げた。
「や、また、い、イちゃっう、龍ぅ……!!」
力を失っていた清良の身体が再び強く龍太郎に絡みつき、その爪先までもがピンと張ると、その強張りを受けて、龍太郎の身体もまた強張ってゆく。
「あ、すっげキツ…き、清良、」
龍太郎は激しい締め付けを感じながら清良の小さな頭を強く抱きしめた。
「や、ゃあぁぁぁ…!!」
「…ぁああっ…清良、好きだ…っ!!」
ひときわ大きく身体を震わせて清良が嗚咽のような嬌声を上げると、追い立てられるように深く腰を突き、龍太郎もまたぎりぎりまで絞られた快感を吐き出した……
■■16
ズルリ、と力を失ったモノを引き出すと龍太郎は清良の横に倒れこみ、震える華奢な身体を手探りで抱き寄せて口付けた。
「…あ、はぁ、あ…ん、……」
美しく眉根を寄せた清良は未だ荒く息を弾ませながら、龍太郎のその広い胸に顔を埋める。
お互いの早い動悸を感じながら、二人は暫くの間、そうして快感の余韻に浸る。そうして暫くの間、互いの体温に身を預けていた。
「もう、龍のバカ……!」
幾分落ち着きを取り戻すと、清良は恨めしそうに龍太郎を見遣った。
「縛るなんて信じられない!やだって言ってるのに、あんなとこ…舐めるし……もうっ!」
頬を膨らませながらも自分の胸から離れない清良に人知れず微笑みながら、龍太郎は清良の乱れた髪を撫でてやる。
「いや~ははは……明日からまた暫く会えなくなると思うと盛り上がっちゃってさ~…でもたまには良かっただろ…?」
清良はそんな龍太郎の胸をペチリと叩くと、そっと背中に手を廻した。
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