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【2025/07/19 04:51 】 |
約束:4
夕霧は胸の果実から口と手を離さない。私が漏らす声に合わせるように吸い、舌先で転がし、甘噛みし、舌でしごき、夢中でねぶり続ける。
つぅんとした刺激は、今やじんじんとした快感に変わり私の身体中を支配し、下腹の奥の辺りに鈍い疼きが溜まっていった。

どうにも堪らないその疼きを逃そうと、膝をすり合わせ、腰をくねらせる。
それを見た夕霧が、口はそのままに、手を下肢へとすべらせていった。
腹から下腹を通り、ふとももへ。尻のまるみを確認すると、内股をなで上げる。少しこそばゆい。
舌は胸をねぶりながら、何度も何度も下肢を往復し、最後に下の丘全体を、手のひらでふわりと包み込んだ。
さわさわと薄い恥毛を撫で、手のひら全体で上下に往復させる。
途端に手の滑りがよくなり、ちゅぷちゅぷと水溜まりのような音がした。
「…!?」
「わっ、すご…い」
濡れている?
どうしよう、私、粗相を…!?
恥ずかしさも限界に達し、涙があふれてとまらなくなった。

「いや。いや。もうやめて。お願い。ごめんなさい。」
泣きじゃくる私に、夕霧が慌てる。
「恥ずかしい。見ないで。私、もう消えてしまいたい!」
「どうしたの急に…」
「だって、濡れてる…。私、私、あの、粗相を…」
これ以上出ない勇気を振り絞って言ったのに、夕霧はふふと笑った。
「違うよ。」
「嘘!嘘ついて慰めないで!」
「だから違うんだよ。これはね、女の子…女の人が気持ち良い証拠のようなものだから。」
「なぜそんな事、知っているの?」
「それはまぁ、その…」

夕霧は、行為を中断し、単衣を掛けてくれた。腕枕をして、胸にぎゅっと抱きしめてくれる。
「ぼく、元服はまだだけど、童殿上してるだろう。さすがに皆、主上の前では口を慎んでいるけれど、殿上の間に控えていたりすると、いろいろ…その…色っぽい話を聞くんだよ。」
「近くに童がいてもそんな話を?」
「最初は気にしていたようだったけど。こちらが慣れたらむしろ『元服しても姫と閨でどうするか知らないようじゃ恥かくぞ』とか『姫を悦ばせるにはな…』などと言って、元服が近い童や、恋愛経験の浅い若い公達を集めて指南する方までいるくらいさ。」
「夕霧!」
「そんな話も聞き流せないようじゃ、殿上人は勤まらないよ。それに、聞いておいて良かったでしょう?…ほら」
単衣の下で、夕霧の手がまた動きだす。私の弱い部分を攻め、一度は落ち着いた身体の火照りをまた呼び覚ます。

「やめて。恥ずかしい…」
「だからさっきのは粗相じゃないって。」
「違うの。その事ではなくて…私ばかり脱がされて、たくさん見られるのが恥ずかしいの。」

行為をやめて欲しいとは、もう思わなくなっていた。



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【2011/08/14 23:44 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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